2024/7/21
2024.7.21(Sun)
第106回 全国高等学校野球選手権大阪大会 4回戦
@大阪シティ信用金庫スタジアム(舞洲スタジアム)
興 國 000 001 200 = 3
商大高 100 100 002×= 4
連戦となった4回戦は、春季大会ベスト4の強豪・大阪商業大学高校との対戦になりました。
試合は両チームの意地と意地がぶつかり合う、白熱したゲーム展開となりました。
先発マウンドには、中6日と休養十分のエース 熊谷 直也(3年AAコース/堺市立鳳中学校)が上がりました。
1回裏、二死一塁二塁のピンチでライト前タイムリーヒットを浴び、先制を許しました。
その後も二死満塁のピンチを背負いましたが、最小失点で切り抜けました。
2回以降も毎回ランナーを背負う苦しいピッチングが続きましたが、幾度となく修羅場をくぐってきたエースの熊谷は粘りの投球で相手に追加点を与えませんでした。
先制を許し、早いイニングで追い付きたい打線は、昨日同様に好調を維持し、大鶴 彪太朗(2年AAコース/加古川市立中部中学校)の8打席連続ヒットなどでランナーは出すものの、中々得点には繋がりませんでした。
苦しい状況の中、4回裏に粘投の熊谷から、昨日先発の西野 輝(3年AAコース/生駒市立生駒南中学校)にスイッチしましたが、二死三塁からワイルドピッチで与えたくない追加点を奪われてしまいました。
何度も逆境を跳ね返してきた興國ナインはスタンドも一体となり、ついに反撃を開始していきます。
まず、6回表に白川 聡一朗(3年AAコース/交野市立第三中学校)と宮島 佑太(3年AAコース/大阪市立成南中学校)のヒットで一死一塁三塁のチャンスを作り、山口 翔太朗(3年AAコース/東近江市立聖徳中学校)のスクイズで1点を返しました。
続く7回表、一死二塁三塁のチャンスを作り、3番の福原 優仁(3年AAコース/神戸市立長田中学校)がライトへタイムリーヒットを放ち、同点に追い付きました。
さらに、チャンスは続き、一死満塁から5番の河野 陽斗(3年AAコース/豊中市立第十五中学校)が犠牲フライを放ち、一気に逆転に成功しました。
好投を続けてきた西野が、9回のマウンドにも上がりました。
先頭打者を打ち取りましたが、粘る相手打線に連続ヒットを許し一死一塁二塁から相手の6番打者に投じた渾身の真っ直ぐを真芯で捉えられ、打球は無情にもレフトの頭を越えていきました。
ランナー2人が生還し、相手の歓喜の輪が広がる中、興國ナインは膝から崩れ落ちました。
サヨナラ負けを受け入れることは容易ではありませんでした。
この学年は第103回大会の準優勝を見て、「大阪で甲子園を目指したい」と高い志を持って入学してくれました。
61名という大所帯の学年は個性豊かな部員が多くいましたが、非常に絆が強く、応援においても最高のまとまりを見せてくれました。
そして、このチームはキャプテンの佐伯 知哉(3年AAコース/大阪市立菫中学校)抜きでは語ることができません。
出場機会に恵まれない中でも、1人声を張り上げ、苦しい時も背中で引っ張ってくれました。
史上最高のキャプテンに導かれるように、45年ぶりの近畿大会出場や春季大会準優勝など、輝かしい成績を残してくれました。
甲子園出場という目標とともに3年生の想いは、次の学年へと受け継がれていきます。
この度は、保護者の皆様方や多くのOBの方々に球場へと足を運んでいただき、ご声援を送っていただきましたことを、心から御礼申し上げます。
また、Facebookなどを通じて届けられた多くの応援コメントに、たくさんの勇気をいただきました。
皆様、本当にありがとうございました。
今後とも、興國高等学校 硬式野球部をよろしくお願い致します。
2024.7.20(Sat)
第106回 全国高等学校野球選手権大阪大会 3回戦
@大阪シティ信用金庫スタジアム(舞洲スタジアム)
懐風館 000 00 = 0
興 國 275 0×= 14
初戦の勝利から中5日で迎えた3回戦は懐風館高校との対戦になり、初回から大きく試合が動く展開となりました。
先発マウンドには、春季大会決勝戦での敗戦を糧に一回り成長して帰ってきた、西野 輝(3年AAコース/生駒市立生駒南中学校)が上がりました。
持ち味の緩急で相手打者を翻弄し、難しい立ち上がりを三者凡退に抑えました。
打線は初回から猛攻を仕掛けました。
1回裏、福原 優仁(3年AAコース/神戸市立長田中学校)のタイムリーなどで幸先良く、2点を先取しました。
続く2回裏、一死三塁から、1番 平野 雄大(3年AAコース/豊中市立第十三中学校)のタイムリーヒットを皮切りに7者連続ヒットが飛び出すなど、この回一挙9点を奪いました。
3回裏には、今大会絶好調の4番 大鶴 彪太朗(2年AAコース/加古川市立中部中学校)がレフトスタンドへの2ランホームランを放つなど、3回終了時点で14-0と大量リードを奪いました。
打線の援護を受け、千葉 将一郎(3年AAコース/大阪市立緑中学校)と若林 獅堂(2年AAコース/彦根市立南中学校)の小刻みな継投で付け入る隙を与えず、完封リレーで4回戦進出を決めました。
次戦は、7/21(日)9:00より大阪商業大学高校と対戦します。(会場:大阪シティ信用金庫スタジアム)
打線爆発で勢いに乗る興國ナイン。
次戦も全員野球で勝利を掴み取ります。
引き続き、応援のほど宜しくお願い致します。
2024.7.14(Sun)
第106回 全国高等学校野球選手権大阪大会 2回戦(初戦)
@南港中央野球場
東住吉 000 000 100 = 1
興 國 102 100 10×= 5
「ここにかける、ここから始まる。」
49年ぶりの甲子園出場を目指し、3年間の集大成となる熱い夏がやってきました。
春の準優勝という悔しい敗戦を夏の優勝に繋げるため、厳しい練習に励んできました。
心身ともに成長した興國ナインは、部員125名全員でこの夏を戦い抜きます。
初戦は、東住吉高校との対戦となりました。
大事な初戦の先発マウンドには、頼れるエース熊谷 直也(3年AAコース/堺市立鳳中学校)が上がりました。
初回から毎回のようにランナーを背負いましたが、持ち味である要所を締めるピッチングで相手に得点を与えませんでした。
援護したい打線は初回から繋がりを見せ、1番の河野 陽斗(3年AAコース/豊中市立第十五中学校)がヒットで出塁し、送りバントと内野ゴロで二死三塁のチャンスを作ると、2年生ながら4番を務める大鶴 彪太朗(2年AAコース/加古川市立中部中学校)がレフトへのタイムリーヒットを放ち、幸先良く先制点を奪いました。
3回には一死満塁のチャンスで、またしても大鶴が2点タイムリーヒットを放ち、リードを3点に広げました。
この日の大鶴は、4安打3打点と大当たり。頼れる主砲が打線を牽引しました。
その後も効果的に追加点を奪いましたが、4-0で迎えた7回にこの日最大のピンチを招きました。
二者連続長打で1点を返され、なおも無死二塁のピンチを迎えました。しかし、次打者のバントを熊谷が好フィールディングで三塁への進塁を許さず、この回を最小失点で切り抜けました。
7回裏にすぐさま1点を取り返し、相手に流れを与えませんでした。
そして、9回のマウンドにも上がった熊谷が、三者凡退に抑え、ゲームセット。
5-1で勝利し、3回戦進出を決めました。
次戦は、7/20(土)9:00より懐風館高校と対戦します。(会場:大阪シティ信用金庫スタジアム)
難しい初戦を勝ち切った、興國ナイン。
次戦も全員野球で勝利を掴み取ります。
引き続き、応援のほど宜しくお願い致します。