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【インバウンドボランティア実施】

2019/12/25

12月22日(日) 10:00~12:00
生徒会執行部・ボランティア部・ESS・合同 インバウンドボランティア @大阪城公園

大阪城公園では初めてとなる、外国人観光客対象のボランティアガイドを実施しました!

以前こちらに投稿させて頂いたように、これまでは天王寺公園にて活動を行っていました。
しかし、「もっと外国人に出会える場所で活動したい」という生徒の声もあり、活動場所を大阪城公園に移すことになりました。今回、新たに大阪城公園での活動を始めるにあたって、次のような下準備を行いました。

まず11月に、現地の下見調査として、NPO法人のボランティアガイド協会にガイドを申し込みました。スタッフの方より、生徒・教員一同、大阪城公園の歴史や魅力を教えていただきました。
次に、そこで得た情報をもとに、生徒一人ひとりが外国人に紹介したい内容を英文に直しました。学んだ大阪城の歴史を整理するとともに、使える英語表現の幅を広げることが目的です。お城の歴史や石垣の特徴など、それぞれの内容を英文に直し、これで下準備は万端です!

そして、迎えた活動当日の朝。今回は、公園内の大手門付近を拠点とし、そこから天守閣までのルートを案内するプランです。計3名の少人数での実施となりましたが、みなやる気は十分です。

大手門に到着するとまず、準備してきた英文をみんなで読み上げ、復習しました。次に、ディロレンゾ先生に観光客の役をしていただき、声をかけるタイミングや、ボランティアの趣旨説明のフレーズを練習しました。練習が終わると、生徒たちは足取りも軽やかに活動場所へと向かってゆき、すぐに観光客の方に声をかけて話し始めました。

さて、活動終了の15分前。再び大手門付近に集合し、どのような成果と反省点があったのか、各自で振り返ってもらいました。
〈成果〉
・積極的に話せた。アドリブで色んなエピソードを話すことができた。
・きちんと建物の説明ができた。
〈反省点〉
・1組しか案内できなかった。
・声をかけてよい人の見きわめがうまくできなかった。
・話がこちらからの一方通行になってしまった。
〈今後に向けて〉
・大阪城の歴史よりも、「きれいな景色や建物を見たい」「記念写真を撮りたい」という観光客が多いので、その気持ちを尊重する。
・大阪の食べ物や、周辺の飲食店について話せるようにする。また、梅田やUSJなど、大阪の目玉スポットに行くための移動手段(路線など)についても伝えられるようにする。
・話しかける際の定型文を準備しておく。
・昼時は人通りが減るので、午後の活動を検討する。
・大手門より人通りの多い、桜門(本丸に入る門)付近での活動を検討する。

今回、まずは外国人観光客に声をかけることのハードルが下がったことが、生徒たちにとって大きな第一歩だと思います。
また、「観光客は必ずしも、大阪城の歴史について知りたいわけではない」と気づき、「話が一方通行になってしまった」と真摯に振り返っていた点にも感心しました。観光客のニーズに応えきれなかった反省を、次にどう活かすのか。それは、実際の活動を通して肌で学ぶしかない部分もあれば、事前の準備で対応できることもあるでしょう。

今後の活動内容をどのように作ってゆき、また活動を通して何を学ぶのか。それらはすべて生徒次第です。彼らのさらなる成長を、楽しみに見守ってゆきたいと思います。

今後とも応援のほど、よろしくお願いいたします。

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