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【スウェーデン人実習生 インターンシップ(3週目)】

2020/2/11

2020.2.3(Mon)~2.7.(Fri)

スウェーデン人インターンシップの3週目が終了しました。早いもので、あと1週間で実習は終了となります。

今週もさまざまな形で、イザベル先生・ソフィー先生と生徒たちに交流してもらいました。
水曜日の放課後には、実習生2人が剣道部の練習に参加し、部員たちに混ざって剣道を一から教わりました!まずはその様子をご紹介したいと思います。

〈剣道部の練習体験〉
顧問の西本先生より約40分間、剣道の基本を一つひとつ教えていただきました。
実習生には竹刀を実際に持って体験してもらい、複雑な説明は英語科教員が英語で伝えます。2人それぞれにサポート役の部員がついて、間近で手本を示してくれました。

まず準備体操をし、竹刀の持ち方や足の動かし方といった基本動作を学びました。
次に、正座やお辞儀・黙想の仕方、そして「常に相手への敬意を持つ」といった剣道の心構えについて教えていただきました。
座って西本先生の話を聞く彼女たちの眼差しは、真剣そのものです。スウェーデンで正座をする機会はあまりないはずですが、2人とも難なくこなしています。背筋がピンと伸びた美しい座り姿から、彼女たちの意気込みが感じられました!

その後の実技の練習でも、見よう見まねから始めて、2人は自然な動作を一つずつ身に付けていきました。終始楽しそうに竹刀を振る彼女たちの姿に、見ているこちらも嬉しくなりました。
なお、後から聞いた話ですが、「面打ちをする際に、相手役の生徒の頭を叩くのをためらってしまった」そうです。それもまた、彼女たちの生徒への愛情が感じられる、心温まる一コマなのでした。

練習を終えると、西本先生より、
「いつでも歓迎なので、また日本に来たら剣道を教えますよ」
「ここで学んだ剣道を、スウェーデンに持ち帰って伝えてあげてください」
というお話がありました。また実習生の2人は、
「剣道の技や心構え・礼儀作法を知ることができ、非常に素晴らしい体験になった」
「剣道に興味を持ったので、もっと知りたい」
と話してくれました。そして、
「興國高校の剣道部を今後も応援しているので、頑張ってください!」
とエールを送ってくれました。

今回、単なるクラブ活動の見学にとどまらず、スウェーデンの2人が日本の文化を肌で感じてくれたなら、これほど素晴らしいことはありません。ご協力いただいた西本先生、そして剣道部のみなさん、本当にありがとうございました。

このほか、今週もスウェーデン式クッキングや英会話ランチ、ESSへの活動参加を行いました。加えて、2学年集会ではスウェーデンの文化を紹介してもらいました。
今回のクッキングは、前回の経験を生かしてレシピを改良したので、大成功でした!生徒も美味しいと言って喜んで食べていました。

さて、本校での実習生の主な業務は、来週木曜日の研究授業を残すのみとなりました。
生徒たちも大分、彼女たちのオールイングリッシュの授業に慣れてきた感があります。
研究授業が学びの多いものとなるよう、教員側としても支援してゆきますので、応援のほどよろしくお願いいたします。

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