2025/7/26
2025.7.25(Fri)・13日目②
機内では疲れて眠る生徒が多く、静かな時間が流れましたが、それは充実した13日間を過ごした証でもあります。日本時間20:15ごろ、無事に関西国際空港へ到着しました。入国手続きを終え、ゲートを出たところでお出迎えしてくださった保護者の方々の顔を見た瞬間に生徒たちの顔は安心と喜びが広がったようでした。
今回の13日間にわたるブリスベン語学研修は、単なる語学習得の場にとどまらず、生徒たちが自分と向き合い、他者とつながり、世界を広げる特別な時間となりました。
『姉妹校プログラム』では、現地高校生とのリアルな交流の中で、生きた英語にふれ、学校という共通の場を通じて異なる文化を自然と受け入れる姿勢が育まれました。
『語学学校プログラム』では、グローバルな環境に身を置き、英語を実践的に学びながら、自分から声をかけ、表現する力が飛躍的に伸びたことが実感されました。
全ての生徒に共通していたのは、失敗を恐れずにチャレンジする心をもてたことです。言葉が通じなくても、笑顔や行動で心が通じたときに感じた喜びは、今回の一番の学びだったのではないでしょうか。
この経験を糧にして、彼らがさらに大きな舞台へと羽ばたいていくことを心から願っています。
保護者の皆様、現地でお世話になったホストファミリーの皆さん、学校長を始めとした先生方、関係者の皆様に心より感謝申し上げます。
2025.7.25(Fri)・13日目①
早朝、生徒たちはホテルを出発し、専用バスでブリスベン国際空港へ。空港ではそれぞれ最後のお土産を買ったり、カフェで軽食をとったりしながら、出発を前に名残惜しそうな様子です。
「英語で注文できるようになった!」「もっと海外に行ってみたい!」といった声が聞こえ、今回の研修が生徒たちの未来にしっかりとつながっていることを感じました。
いよいよ、日本への便への搭乗となります。
日本の皆さま、成長した生徒たちの姿を楽しみにお待ちください!
2025.7.24(Thu)・12日目
語学研修もいよいよ最終章。今日はクイーンズランド大学と市内観光という、学びと想い出の締めくくりにふさわしい一日でした。
午前中は、オーストラリア屈指の名門・クイーンズランド大学を訪問。緑豊かなキャンパスに足を踏み入れた瞬間、「ここで学べたら素敵だな」とつぶやく生徒の声が聞こえてきました。現地の学生ガイドによるツアーでは、図書館や研究棟、学生ラウンジなどを案内していただき、大学生活のイメージがよりリアルに湧いてきたようです。多くの生徒が「もっと英語をがんばりたい」と語っていたのが印象的でした。
午後は市内観光の最終編。これまで見慣れたブリスベンの街も、「もうすぐ離れる」と思うと、ひとつひとつの景色が心に深く残るようでした。最後のお土産選びや、街角のカフェでのティータイムなど、それぞれが思い思いの時間を過ごしました。
夜には、参加者全員でフェアウェルディナーも行われ、研修中の思い出話に花が咲きました。笑顔の中に少しだけ寂しさをにじませながらも、最後まで仲間と一緒に過ごす時間を大切にしている様子が印象的でした。
明日はいよいよ帰国の途へ。長くて短かったブリスベンでの13日間を胸に、日本へ帰ります。
2025.07.23(Wed)・11日目
本日はホストファミリーとのお別れの日でした。朝、出発する前に記念撮影をする家庭が多く、学校でのハグや握手、そして涙まじりの見送りが印象的でした。「Thank you for everything!」と何度も繰り返す声には、本当に心からの感謝が込められていました。
その後、一行はそれぞれのバスで「ローンパイン・コアラ・サンクチュアリ」へ移動。コアラやカンガルーといったオーストラリアならではの動物たちと間近にふれあう貴重な体験をしました。コアラやカンガルーの写真を撮るだけでなく、ウォンバットやディンゴ、カモノハシなど珍しい動物たちを見て生徒たちは大興奮。動物たちの穏やかな表情に癒されながら、忙しかった研修の疲れもほぐれた様子でした。
午後にはサーファーズパラダイスの散策で、美しいビーチをのぞみながらショッピング。日本へのお土産を一生懸命に選ぶ様子が印象的でした。夜はみんなでディナーを楽しみ、ホテルにチェックイン。久々の集団生活に「なんか修学旅行みたい!」と笑い合う声も。それぞれの体験を語り合いながら、留学生活最後の日を楽しむ準備をしています。
いよいよ明日はブリスベン最終日。最後まで元気に過ごしていきます。
2025.07.22(Tue)・10日目
語学研修もいよいよ終盤。今日は多くの生徒たちにとって、かけがえのない出会いに感謝を伝える一日となりました。
姉妹校プログラムでは、バディとともに過ごす最後の授業に参加しました。最初は緊張して言葉が出なかった生徒たちも、今では自然に笑い合いながら会話を楽しんでいます。授業の最後には、バディたちからプレゼントを受け取る場面もあり、思わず涙ぐむ姿が印象的でした。昼食は学校主催の「お別れランチ」。温かい雰囲気の中で、英語でのスピーチに挑戦する生徒もおり、それぞれが自分の言葉で感謝を伝えようとする姿勢に胸を打たれました。
語学学校プログラムの生徒たちも、午前のレッスンでこれまでの学びを振り返り、午後には修了証書の授与式が行われました。先生方一人ひとりから名前を呼ばれ、握手とともに証書を受け取る瞬間には、誇らしげな笑顔があふれました。その後のお別れランチでは、クラスメイトや講師たちと写真を撮り合うなど、国境を越えた友情の芽生えが感じられました。
別れは寂しいものですが、それ以上に「ここで学んだことを今後に活かしたい」という前向きな思いが、生徒たちの中に芽生えているようです。
2025.7.21(Mon)・9日目
週明けの月曜日、生徒たちは再び学校へと戻ってきました。それぞれの週末の経験をお互いに話す中で、英語を通じての交流や異文化の発見に対する感動が伝わってきます。
姉妹校プログラムの生徒たちは、バディと共に授業に参加し、今日も英語と向き合いながら過ごしました。現地の生徒との会話がスムーズになり、積極的に質問したり、相手の意見に返答したりと、英語力に加えて対話の力も磨かれています。
語学学校プログラムでは、午前中に通常の英語レッスンを行い、午後からはアボリジニ文化に触れるアクティビティや、オーストラリアのスポーツ体験に挑戦しました。ブーメランの投げ方を学んだり、クリケットの基礎を体験したりと、生徒たちは身体を動かしながら楽しく文化を吸収していました。特にアボリジニの人々の使っていた道具の説明には、多くの生徒が熱心に耳を傾けていました。
座学と体験、両方のバランスが取れた一日となり、まさに五感を使って学ぶ留学生活の醍醐味を味わったようです。
2025.7.18(Fri)・6日目
今日のテーマは「多様な価値観に触れる」こと。どちらのプログラムでも、オーストラリア社会の広さと豊かさに触れる時間となりました。
姉妹校プログラムでは、引き続きバディとともに授業に参加。日本語の授業では発表形式のアクティビティで、緊張しながらも伝える力を伸ばそうとする意識が見られました。また、本校のDX機器と接続テストを行い、短い時間でしたがPADUA COLLEGEと興國高校とのオンラインセッションの機会が設けられました。今後も、双方向型の授業の実現に向けて進めてまいります。
語学学校プログラムでは、午前のレッスン後、午後からクイーンズランド・ミュージアムを訪れました。ミュージアムでは、オーストラリアの芸術や先住民文化に触れ、展示に見入る生徒の姿も見られました。また、ミュージアムでのおみやげの購入も楽しみながら、現地の人々の生活に交わる感覚を味わっていました。英語での支払いにもすっかり慣れた様子です。
異文化理解とは、まず「知る」ことから。今日の経験も、その一歩となりました。
2025.7.17(Thu)・5日目
学びが日常の一部になりつつある3日目。生徒たちは、さらに積極的にプログラムに取り組む様子が見られました。
姉妹校プログラムでは、引き続きバディと共に授業に参加し、日本語の授業ではオーストラリアで人気のスポーツ、クリケットをして交流を深めました。ラグビーと共にオーストラリアでは人気のスポーツですが、野球に似ている部分もあり、生徒たちは大活躍でした。
英語の授業では、食べ物についての英語をたくさん学び、成長の手応えを感じている様子でした。
語学学校プログラムでは、午前中の英語レッスンの後、クイーンズランド大学を訪問しました。4つのグループに分かれ、大学生たちにグループツアーを組んでもらいました。世界的にも評価の高いこの大学の広大なキャンパスを歩きながら、「大学で学ぶ」ということへの意識が高まったようです。図書館やラボ施設の見学を通じて、これからの進路を考えるきっかけにもなりました。
現地での生活も少しずつ板についてきた生徒たち。語学力だけでなく、自ら考え行動する力も育っています。
2025.7.16(Wed)・4日目
今日も快晴のブリスベン。生徒たちは、学びと発見に満ちた一日を過ごしました。
姉妹校プログラムでは、Mt.Coot-tha(マウント・クーサ)への遠足に出かけました。展望台からはブリスベンの街が一望でき、広がる青空と緑のコントラストに感動の声があがりました。山頂では大きなアイスクリームを楽しみ、教室では見られないリラックスした表情が印象的でした。午後はブリスベンの市庁舎を訪れた後、クイーンストリートモールを散策し、現地の生活に溶け込みながら過ごす時間となりました。
語学学校プログラムの生徒たちは午前中、通常通りの英語レッスンに励みました。そして午後からはクイーンズランド州警察本部の制服を着た現役の警官の方から講義をしていただき、クイーンズランドの地域社会における警察の役割や、現在抱えている諸問題についての理解を深めました。
特別に実際の装備品を着用させていただいたり、パトカーに乗せてもらったりと、生徒たちも大満足なアクティビティでした。
今日もそれぞれの環境で、生徒たちは大きく視野を広げています。
2025.7.15(Tue)・3日目
昨日の夜はホストファミリーとそれぞれの家庭で過ごした生徒たち。緊張とワクワクが入り混じった気持ちで迎えた朝でしたが、今日からいよいよ本格的な授業が始まりました。生徒たちはそれぞれの学び舎で、新しい挑戦を迎えています。
姉妹校プログラムの生徒たちは、現地生徒のバディとともにクラスに参加しました。英語で行われる授業に最初は戸惑いながらも、友人たちの笑顔や励ましに助けられ、少しずつ会話に参加する姿が見られました。モーニングティーの時間には、ホストファミリーに用意してもらったランチを持ち寄り、オーストラリアのスクールライフに早くも馴染みつつあります。また、現地の日本語の授業では、日本の文化や言語について話す場面もあり、生徒たちの存在がとても喜ばれていました。
一方、語学学校プログラムの生徒たちは、午前中に英語レッスンを受け、午後からはブリスベンの市内観光へ。英語の授業では、レベル別のクラスに分かれ、自己紹介や日常会話を中心とした実践的な内容に取り組みました。午後の観光ではクイーンストリートモールを自由に散策し、それぞれ色々なお店に立ち寄り、英語でのやりとりに挑戦する機会を楽しんでいました。
言葉に苦戦しながらも、表情や行動で相手と通じ合おうとする姿に、これからの成長が大いに期待されます。
2025.07.14(Mon)・2日目②
ブリスベン空港を出発した後、市内のショッピングモールにて食事をとりました。初めて海外の飲食店で注文やお会計をする生徒も多くいる中で、皆スムーズに購入することができたようです。
それぞれの学校に向かう道中にあるブリスベンの街並みを見渡せる展望台に立ち寄ると、生徒たちが思わずスマートフォンを取り出して写真を撮るほど広い青空と煌く川の美しさが際立っていました。
その後は、姉妹校プログラム・語学学校プログラム共に、学校でのオリエンテーションを終えて、ホストファミリーと対面しました。
少し緊張気味だった生徒たちも、ホストファミリーに名前を呼ばれるとにっこりと笑顔で対応していました。お互いに自己紹介をしつつ、各家庭へと向かっていきました。
それぞれのご家庭や滞在先で、どのような夜を迎えているでしょうか。「ホームステイでのはじめての夕食」や「英語での自己紹介」など新しい生活のスタートには戸惑いもあるかもしれませんが、そのすべてが彼らをひと回り成長させてくれるはずです。
明日からはいよいよ本格的なプログラムが始まります。次回のレポートも、どうぞお楽しみに。
2025.07.14(Mon)・2日目①
関西国際空港から約9時間のフライトを経て、ついにオーストラリア・ブリスベンに到着しました。空港へ降り立った瞬間に感じたのは日本とは異なる空気の軽さと、ゆったり流れる時間の感覚。冬にあたる現地は涼しい風が心地よく、生徒たちも早速オーストラリアの自然に反応していました。
入国審査や荷物の受け取りもスムーズに終え、空港ロビーでは現地スタッフが笑顔で迎えてくださいました。
これより市内観光を経てそれぞれの学校へ向かい、いよいよホストファミリーと対面します!
言葉の壁、文化の違い、そして新しい出会い、すべてが未知の体験であり、かけがえのない学びになるでしょう。
生徒たちが自分の成長を実感できるよう、全力でサポートしてまいります。
2025.7.13(Sun)・1日目
オーストラリア東海岸に位置するクイーンズランド州の州都ブリスベンおよび世界的に有名なビーチリゾートであるゴールドコーストでの約2週間の語学研修に向けて、57名の興國男児が関西国際空港より飛び立ちます。
関西国際空港の北広場には多くの保護者の皆様がお見送りに来てくださり、今回の語学研修への期待値の高さを感じました。出発式では、山口教頭からの激励の挨拶の後、生徒を代表して康村 泉利(3年AAコース/生徒会副会長/軟式野球部/大阪市立高津中学校)が、決意の言葉ならびに保護者の方々への感謝の気持ちを述べました。
今回の語学研修は、姉妹校連携プログラムと語学学校プログラムに分かれての研修となり、ホームステイを通して現地の文化や慣習を学び、語学の上達に努める予定です。
特に、姉妹校連携プログラムでは、今年度から本校に導入したDX機器との接続テストをするというスペシャルミッションが課されています。セットアップが順調に進めば、本校にいながら姉妹校であるPADUA COLLEGEとの双方向授業を実現させることができ、さらに英語学習の幅が広がることが期待できます。
7/13(Sun.)~7/25(Fri.)までの語学研修の様子は、本校のHP・Facebookにて随時ご報告させていただきますので、ぜひご覧ください。