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【先端科学探究講座 医工連携分野】

2025/7/15

2025.7.14(Mon)

7月14日(月)、本校にて3年生のアドバンスコースおよびアスリートアドバンスコースの理系生徒を対象とした先端科学探究講座が実施されました。この講座は、理工学系の第一線で活躍するプロフェッショナルを招き、その研究内容や社会貢献について講演していただくことで、生徒たちの知的好奇心を刺激し、校内での探究活動へと繋げることを目的とした取り組みです。

今年度2回目の開催となった本講座では、関西大学環境都市工学部の山本秀樹先生をお招きし、「医工連携研究最前線ー血液の粘度測定器の開発ー」と「理工学系を目指す皆さまへ」と題した2部構成でご講演いただきました。

第一部では、山本先生が携わられた血液粘度測定器の開発について、その背景から研究過程、そして実際の社会貢献に至るまで、詳細かつ具体的に解説してくださいました。血液の粘度を正確に測定することの重要性や、それが医療現場でどのように活用され、人々の健康に寄与しているかといった点が、生徒たちにも分かりやすく伝えられました。複雑な医療技術と工学が融合する「医工連携」という分野の最前線を垣間見ることができ、生徒たちはその応用に大きな関心を示していました。

続く第二部では、現代社会における理工系分野を志す若者の重要性について、山本先生ご自身の経験に基づいた熱いメッセージが贈られました。急速に進化する情報科学技術社会において、理工系の知識とスキルが社会の発展にいかに不可欠であるか、また、将来のキャリアパスとしてどのような可能性があるかといった具体的な話は、生徒たちにとって非常に示唆に富むものでした。

山本教授の講演は、深い内容をスピーディーに展開するものでしたが、生徒たちは終始真剣な眼差しで聞き入り、熱心にメモを取る姿が見られました。質疑応答の時間には、活発な質問が飛び交い、生徒たちの探究心と理解度の深さがうかがえました。

今回の「先端科学探究講座」は、生徒たちが自らの興味関心を深め、将来の進路について具体的に考える上で、非常に貴重な機会となりました。特に、これから受験本番を迎える3年生にとって、今回の経験は、より深い学びを追求するための大きなモチベーションとなることでしょう。この講座を通じて得た知識と刺激を糧に、今後の学習や探究活動に一層励んでくれることを期待しています。

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